USPとは何か?わかりやすく解説【マーケティング用語】
「自社の商品の強みをアピールしたい」
「ブログのPV数を上げたい」
この記事はそういった方の参考になります。
「力を入れて商品を作ったのに売れない・・・」
「ブログを書いたのに見られなくて悔しい・・・」
そんな悩みを解決するためのヒントになるはずです。
今回はマーケティングにおいて大切な考え方である「USP」について解説します。
USPとは?
USPは「Unique Selling Proposition(ユニーク セリング プロポジション)」の略です。
日本語にすると「唯一の販売提案」のようになります。
ライバルにはない、独自の強みをアピールすることです。
USPの重要性
冒頭で挙げた「自社の商品の強みをアピールしたい」「ブログのPV数を上げたい」といった目標を達成するためにはUSPの理解が重要になります。
他のブログや他社の商品との差別化ができなければ注目してもらうのは難しいからです。
Web検索で上位に表示されるサイトはUSPを意識している可能性が高いです。
そのためUSPを理解することは重要といえます。
USPの取り入れ方
USPは重要な考え方ですが、取り入れ方には注意点もあります。
「独自の強み」はお客様の困りごとを解決することや、楽しんでもらうための手段になってないといけません。
つまり、お客様にとってメリットがないといけないということです。
例えば新商品のPCを発売するときに「最初から◯◯のソフトが入ってます。他社商品にはありません。」と強みをアピールしても、お客様に価値を理解してもらえなくては販売数を伸ばすことができないでしょう。
よって「お客様は何を必要としているか」を理解した上で、わかりやすいように強みをアピールする必要があります。
それを踏まえた上でUSPの取り入れ方のポイント・コツをご紹介します。
他にはないこと
ライバルにもある強みだとUSPとは言えません。
「低価格」や「高品質」といったことは確かに強みですが、ライバルも同じことをアピールしていたら「唯一」ではないためUSPにはなりません。
他にはない「オンリーワン」を探しましょう。
ニーズの調査
独自の強みがあったとしても、お客様にメリットがなければ意味がありません。
その強みはお客様に求められているか分析しましょう。
個性的なこと
簡単に真似できることだと、長期的にUSPであり続けることは難しいです。
ライバルに真似される可能性が高いからです。
その強みによって順調に売り上げを伸ばしている場合は、参考にされるのは必然です。
ライバルが真似できないことは何かを考えましょう。
ニッチなニーズに応えること
顧客全員のニーズに応えようとすると、USPはなかなか見つかりません。
ほぼ確実に、ライバルも同じような強みを押し出しているからです。
例えば、幅広い顧客のニーズである「低価格」であれば他のライバルもすでにアピールしている可能性が高いです。
そのため「大半のお客様にとっては関係ないかもしれないが一部のお客様にとっては大きなメリットがある」といったことを探すといいでしょう。
ニッチなニーズに応えることが、USPを探す上で必要になります。
USPの具体例
USPが成功したことで有名な「ドミノピザ」の例を見ていきましょう。
「熱々のピザをご自宅まで30分以内にお届けします。もし遅れたら代金はいただきません」というアピールが注目され、次々に店舗拡大していきました。
注目されたのは、このアピールがUSPであったためです。
- ピザを30分以内にお届けする
- 30分以上かかったら無料になる
上記は他のライバルにはなかった強みです。
「早く温かいピザを食べたい」という顧客のニーズを満たし、「30分以上かかったら無料にする」と顧客に強くアピールしたことが成功の要因と考えられます。
一方、味や素材にこだわる顧客のニーズは満たしていません。
顧客全体の「高品質な素材を使ったピザを食べたい」というニーズよりも、少しニッチな「味は少し落ちてもいいから早く食べたい」というニーズを満たしていることも、USPになっている理由です。
現代では他のライバルも30分以内に配達されるようになったのでUSPとは言えません。
しかし、ここまで成長できたのは当時のUSPがあったからだと言われています。
まとめ
今回はUSPについて解説しました。
USPは集客する上で必要な考え方です。
ライバルと似た商品を後出しで販売しても、知名度のあるライバルの商品の方が選ばれやすいからです。
紹介したドミノピザの例からも、ライバルと差別化することが「新たなニーズを満たし、販売数を伸ばす」ことにつながると考えられます。
そのことから、集客する上でUSPを意識することは重要であるといえます。
皆さんの集客・販売活動のお役に立てれば幸いです。