インデックス投資とは?一から解説【初心者向け】
インデックス投資は、これから堅実に投資を始めたいと思っている方におすすめの投資手法です。
リスクが少なく、失敗しにくいからです。
今回は投資初心者向けにインデックス投資について解説します。
- そもそもインデックスとは
- インデックス投資とは
- インデックス投資のメリット
- インデックス投資のデメリット
- 具体的なインデックス投資のやり方
- つみたてNISAの特徴
- 普通のインデックスファンドと、つみたてNISAのインデックスファンドはどっちがいい?
- まとめ
そもそもインデックスとは
投資におけるインデックスとは、株式市場の動向を示す指標のことです。
日本株式では「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」が有名です。
日経平均株価とは
東証1部上場の企業から選ばれた225社の平均株価のことです。
さまざまな業種の企業がバランスよく含まれているので、この日経平均株価が上がっていれば日本全体の企業の株価が上がっている(つまり業績が伸びている)と考えることができます。
よく日本の企業の成長状況を知るための指標として利用されます。
TOPIX(東証株価指数)とは
東証1部上場の全企業である2,191社(2021年4月時点)の平均株価のことです。
日経平均株価は225社の平均株価なのに対してTOPIXは約2,200社の平均株価なので、日経平均株価よりも確かな数値だと考えることができます。
ただし、東証1部上場の企業の中でも株価に差があり、小さな株価の企業の値動きよりも大きな株価の企業の値動きの影響を受けやすいので注意する必要があります。
また、米国株式では「S&P500」などが有名です。
S&P500とは
インデックス投資とは
インデックス投資とは、上記で紹介した「日経平均株価」などに含まれる企業に分散投資する投資信託のことです。
投資信託とは
投資家から集めた資金を一つにまとめ、プロ(ファンドマネジャー)が投資・運用することです。
インデックス投資のメリット
初心者も始めやすい
インデックス投資は「日経平均株価」などのインデックスに投資します。
そのため値動きを初心者でも把握しやすいです。
また、数百円からの投資が可能なので、慣れていない人でもそれほど気負わずに始めることができます。
リスクが少ない
分散投資で複数の企業に投資するのでリスクが少ないです。
一つの企業に投資する方法だと、その企業の経営状況次第で株価が急上昇することもあれば急降下することもあります。
そのためハイリスク・ハイリターンになりがちです。
それと比べてインデックス投資の場合は一つの企業の経営状況が悪化しても少ない損失で済むのでリスクが低いと言えます。
時間を取られにくい
インデックス投資は投資信託のため、投資商品を購入した後はファンドマネジャーに任せておくだけで大丈夫です。
自分で手続きすることは多くないので、忙しい人でも手を出しやすいです。
また、長期で投資することが前提となるので売買する時間がかかりません。
インデックス投資のデメリット
リターンが少ない
リスクが低いことの裏返として、得られるリターンが少ないことがデメリットです。
そのため、短期間で大きな利益を出したい人にはお勧めできません。
具体的なインデックス投資のやり方
1.証券口座の開設
まずは投資に使う証券口座の開設を行います。
楽天証券、SBI証券などが有名です。
無料でインターネットで申し込み可能です。
2.インデックスファンド(インデックス投資の商品)を購入
普通のインデックスファンドを購入する方法と、つみたてNISAのインデックスファンドを購入する方法の2パターンあります。
つみたてNISAは少し特徴がありますので、次項で詳しく解説します。
3.気長に待つ
定期的に値動きを確認しつつ、放置します。
損失が出たとしても、長期的に見れば元に戻っていく可能性が高いです。
お金に困らない限り、数年・数十年はそのままにしておきます。
つみたてNISAの特徴
つみたてNISAでインデックスファンドを購入することもできます。
特徴は以下です。
積み立て投資である
毎月コツコツ積み立てて投資するタイプです。
毎年40万円までの上限があります。
20年間は非課税である
通常は資産運用で得た利益の20.315%に対して課税されます。
投資で100,000円の利益が出た場合、通常は20,315円を税金として支払う必要があります。
しかし、つみたてNISAでは100,000円をそのまま受け取れます。
金融庁が決めた基準の投資商品である
販売手数料が無料で投資信託の報酬も低いものに限られています。
そのためコストが低くなります。
普通のインデックスファンドと、つみたてNISAのインデックスファンドはどっちがいい?
これから投資を始める方はつみたてNISAの方がいいでしょう。
投資コストが安いことと、非課税になることが大きな理由です。
最初は投資に対して不安な気持ちを感じることもあると思います。
そんな中でもつみたてNISAはコストも安いので、投資を始めるハードルを下げてくれます。
まずはつみたてNISAを少額から始めて投資の経験を積むことをおすすめします。
慣れている人の場合はつみたてNISAと並行して通常のインデックスファンドも購入するといいでしょう。
まとめ
インデックス投資はリスクが低く、堅実な投資手法です。
数百の企業に分散投資するため、一つの企業の株価に影響されにくいからです。
一つの企業に投資する方法では「短期間で資金が倍になる可能性があっても、半分になる可能性もある」など、ハイリスク・ハイリターンになりがちです。
そのため、低リスクで資金を有効活用したいと考える人にインデックス投資はおすすめです。
将来のために堅実に資産運用していきましょう。